水道代が急に高くなった、床が湿っている気がする、蛇口のまわりに水がにじんでいる…。
「もしかして水漏れかも?」と思ったとき、そのまま放置すると建物の劣化やカビの発生、さらには高額な修理費用につながることもあります。
本記事では、創業50年以上・水道局指定工事店として多数の施工実績を持つ専門業者の視点から、ご自宅で簡単にできる水漏れチェック法をわかりやすく解説します。
早めに異常を見つけることで、トラブルを未然に防ぎ、安心して暮らすためのポイントを押さえていきましょう。
水漏れを疑うべきポイント
以下のような兆候が見られた場合、どこかで水漏れが発生している可能性があります。
- 急に水道料金が上がった
- 水道メーターが回っていると指摘を受けた
- 雨が降っていないのに地面が濡れている
- 洗面台やキッチンのシンク下の収納部分でカビやサビが発生している
- 水を出していないのに蛇口付近から水の音がする
水漏れを自宅で確認する方法
水漏れは、地中や壁の中など目に見えない場所で起きていることもありますが、以下のチェックポイントを押さえておくことで、自宅でも確認することが可能です。
1.水道メーターでの確認
各ご家庭の水道メーターがどこにあるか、ご存知でしょうか?
普段はあまり意識することがないため、どこに設置されているのか全く分からない方も多いと思います。
多くの場合、水道メーターは敷地内の道路側に設置されていることが一般的です。

水道メーターの位置が確認できたら、水漏れのチェックを行いましょう。
まず、キッチン水栓やシャワー、洗面台の蛇口、トイレなどから水が出ていないか確認します。
その状態で水道メーターを確認し、パイロットが時計回りに回っている場合は、どこかで水漏れが発生している可能性があります。

2.蛇口や配管の目視チェック
次に、蛇口や配管の目視チェックを行います。
蛇口やシャワー水栓の周り、洗面台やキッチンシンク下のパイプ接続部、給湯器周り、床下などを確認し、水滴や湿り気、サビの跡がないかをチェックしてください。もし蛇口や配管周りが湿っている場合は、水分を一度拭き取り、少し時間をおいて再度濡れていないか確認してください。
目視で確認できる部分に水漏れが見つからない場合は、地中や壁の内部など、目に見えない場所で水漏れしている可能性があります。
目に見えない部分での水漏れは、個人での特定は難しいため、専門の水道業者に漏水調査を依頼しましょう。
水道業者を選ぶ際の注意点
依頼する水道業者を探す上で、「ネット検索で上位に表示された」「価格が安い」だけで業者を選んでしまうと、悪質な業者に当たってしまうリスクが高まるため注意が必要です。
依頼する前に、以下のポイントを抑えておくと適正価格で適切な修理をしてくれる優良な業者を見つけやすくなります。
- 価格が極端に安すぎないか
- 上下水道指定工事店(指定給水装置工事事業者)に認定されているか
- 管工事協同組合に加盟しているか
- ホームページなどで会社情報がきちんと公開されているか
- 創立年数や施工実績を確認
より詳しい内容は、こちらの記事でも解説しております。

まとめ
水漏れは誰にでも起こりうるトラブルですが、水漏れのサインや対処法を知っておくことで、被害を最小限に抑えることができます。
水道メーターの位置や水漏れのチェック方法を事前に確認しておき、いざという時に信頼できる水道業者を見つけておくことも非常に重要です。